さいはて きみと

重なった唇は冷たく凍りついて

 

伝えられた言葉なんて少しもなかった、もう二度と埋まらない大きな穴とどうしようもない喪失完が静かに頬を濡らした。

 

 

 

目が覚めると泣いている

定期的に見るこの夢は未だに慣れない

ベットから抜け出してのろのろと身支度を整え始める

 

鏡に写る自分、あの頃より随分と変わった姿、夢を見た日は鏡の自分に違和感か残る。

 

そしてふと考える、

君は?と

 

 

 

前世なんて多分誰も信じない

自分にあるのは君の記憶

君との記憶だけだ

君に関すること以外はあまり覚えていないけどそれでいいと思ってる

 

 

これが本物なら君の記憶しかない自分は君のために生まれてきたんだって胸をはって言える。君だけを愛していける。そんなこといったらバカだって笑われそうだけども。

 

でも、もしもこれが全部妄想で、君という存在がこの宇宙のどこにも存在しないなら、君は酷い奴になる。

だってみんなが可愛いっていってたあの子だって振ってしまったし大損だ、いつまで君を思って生きさせるつもりなんだ。

 

だから

なるべく妄想なんかじゃないほうがいい、お願いだから今度こそ抱き締めて好きだって言わせてほしい。

 

 

 

 

 

 

 

今日は街をでる。生まれてから今まで過ごした街、父さんと母さんは寂しいなんていってたけど、君がいない街なら未練はなかった。

 

 

 

新しい街、新しい教室

新しいなんていうけどどこも錆び付いて同じに見える、はずだったのに

 

 

 

君を見つけた瞬間生き返った気がした

 

チカチカ チカチカ って

光が眩しくて元の世界なんてもう思い出せない

 

見つけられなかったらどうしようだなんてバカな考えだ

一目でわかった。君だ!君がいる!!って

 

 

 

教室がこんなに広いなんて知らなかった

 

廊下がこんなに長いなんて

 

話しかけてくる人をあしらうのがこんなにもめんどうだったなんて

 

 

おそらく全速力、いまならたぶん自己ベストがとれそう 

 

なんて

 

勢いよく開けた扉の先には待ってましたと言わんばかりの顔

 

妄想じゃなかったよ。会いたかった。背、伸びた?からうたびに怒ったもんね。俺は縮んじゃったよ。すぐわかった。覚えてる?好きだ。

 

浮かんだ言葉を押し込めて、乱れた息を整えてまっすぐ君だけを見つめた

 

 

 

 

「ねぇ、前世って信じる…?」

 

 

 

 

 

ゆがんだあいをうけとめるひと

あぁ、ああ堪らない堪らない

その裏切られたという絶望も怯える表情も!!


間違いなく俺は恋をしている。それもそうとう頭のおかしい恋だ。


初めて見たのは入学式。渋々やっていた受付で少し大きめの服をダボつかせた君が来たんだ。間違いなく運命だと思った。彼の何が俺の心を掴んだと言われてもうまく言葉にはできない。とにかくこれは運命なんだ。

「隣いいかな?君達新入生でしょ」

それからは早かった。食堂で友人と食事する彼を見つけてコンタクトを取る。すれ違うたびに声をかけ、少しでもなにか感じ取ったら君のためになんでもしてあげた。優しくて便りになる先輩を演じた。演じたといっても君に尽くしたことは全て本心からしたことだけど。そう、頭のおかしい部分だけを隠して隠して演じきった。
努力の賜物か最近ではそれなりに信用してくれるみたいでこの問題がわからないとか、あちらの方から声をかけてくれたりとか。声をかけられたときは何故録音しなかったのだと死ぬほど後悔した。

さて、そんな僕の愛する彼だけど最近浮かない顔をしている。そんな彼を放っておくなんてできるはずない。はじめは言うか言うまいか悩んでいたようだがうまく言いくるめて全部吐かせた。

最近どうやら彼にストーカーが付きまとうようになったらしい。
あぁかわいそうに君は気が強いし男の子だけど怖いだろうに……

でも

一つだけ訂正すれば最近じゃなくてもっと前から見てたよ。
どこの駅で降りるのか程度だけどね。

家の近くまで行くようになったのはたしかに最近。最近は暗くなるの早いしつけ回してたら君がバイトしてるのを知って辺りが暗いおかげで程よく隠れられるんだよね。まぁ初日から気づかれて走り去られたのはビックリしちゃったけど。
危険は犯したくない主義だから深入りはしない。時間はたっぷりあるから。でも君の家をまだ知らないのは少しさびしいかも。

だからね

「ねぇ俺が手伝ってあげる!そのストーカー捕まえようよ」
「いや…でも悪いですよ」
「いいよ君もいつまでもこんなの続いてたら気持ち悪いでしょ?」
「うっ…たしかに気持ち悪い…な」

ああかわいそうに

君には僕を受け入れてくれなきゃね?




辺りはもう真っ暗でこんな時間に歩く人なんてほぼいない。並んで歩いて目指す家は同じ。なんて素敵なんだろうか。
俺は一回も君からバイトしてることも君が降りる駅のことも話してもらったことなんてない。ましてや昨日のバイトが終わった時間なんて知っているわけがないだろう。君は自分のしてる大きな間違いに気ずかないまま気持ち悪いといったストーカーを家に案内しているんだ。
だから以外と鈍感で抜けていると注意したらムッとした顔で帰された。


「先輩、ありがとうございました」
部屋のドアを開けて数歩先、部屋のなかの君と外にいる俺。バカだねストーカーを最後まで案内しちゃって、ご苦労様。
「いえいえ、でも残念だったねストーカー捕まえられなくて」
にやけそうになる顔を隠して精一杯普通の笑顔を作った。

それから少し雑談をして、

彼の顔色が変わった。

「…先輩…」

「なぁに?」

「俺、先輩にバイト先教えましたっけ」


酷いかおになってるよ。そうだねバイト先なんて知らないよ俺は

「なんで昨日終わった時間知ってるんですか」

なんてだろうね。まるで毎日見てたみたいだよね。



「はは」

あー、楽しい


「だから言っただろ?君って案外鈍感で抜けてるってさぁ…?」

「ッ!?お前!!」

危険を感じたのかとっさにドアを閉めようとしたみたいだけど。ごめんね逃げられたら困るんだよ。とっさに足をドアの間に滑り込ませそのまま力任せにドアをぶち開けてやった。

きっと今最高に酷い顔をしていると思う。目の前の君が愛しくて堪らない。部屋のなかに浸入してすぐ後ろ手に鍵を閉めた。何処にいこうがどのみち逃げる場所なんてないけど。

君の匂いがする部屋の空気を肺いっぱいに満たした。

「っはぁ…君の匂いがする…にしても最高だよホント…家まで案内してくれるなんてね……ずっと知りたかったからさぁ?」

今から君を押し倒してひんむいてグチャグチャのドロドロにして俺でいっぱいにする。溢れるくらい愛して愛して愛して。
これから行うであろう行為を想像して俺の顔はさらに歪んだ。

「ねぇ?どう犯してほしい?」

望むなら好きなだけ

なんでもしてあげるね

ゆがんだあいのおはなし

最近ストーカーに付け回されている。

 

バイト先から帰る家までの数分間。やまない視線と遠退くことの無い足音。気色悪くて家に近づくと走って帰るようにした。そうすると流石については来ないようで、アパートのドアを開ける前に周りを確認しているがそれらしき人影はまったく確認できない。おそらく自宅は特定されていないはず…だと思っている。

相談しようにも幼馴染や友人をやっかいごとに巻き込んでしまうのも気が引けてしまい結局一度も話したことがない。

すると入学当時からなんだかんだお世話になっている世話焼きの先輩が異変を察したようで最近バイトを初め、帰り道にストーカーに付け回されていること洗いざらい吐かされてしまった。誰か一緒にいたほうがいい、バイト終わりにそっちに行くから犯人を捕まえよう。と先輩に言われこのままズルズルと悩まされるのも癪に障ると感じ先輩の言葉に頷くと、終わる時間ごろにそっちに行くと言われそのまま先輩と別れた。

 

 

いつも通りバイトも終了し店の外に出ると先輩が待っていて、バイト先から自宅までストーカーが現れたら先輩ととっ捕まえるために歩き出した。

「お疲れ様、じゃあ行こうか昨日はバイト終わったの10時だっけ」

「あー、はい」

「毎回この時間くらいでしょ大変だよね」

「そのせいでストーカーの姿も確認できないんですけどね」

「暗いしね、君は意外と鈍感だし抜けてるとこあるから気をつけな」

先輩が心配して話しかけてくれているようだが…

 

変だ何故か今日に限っていつもの視線も足音も感じなかった。

 

何度か捕まえようと試みたがまったく証拠もないもつかめなかったほどだ、やはり今日は人がいると諦めたのかもしれない。ストーカーをボコボコに殴って捕まえる心構えはあるとはいえやはり誰かがいると安心感がある気がした。

「先輩ありがとうございました」

「いえいえ、でも残念だったねストーカー捕まえられなくて」

結局ストーカーは現れなかった。途中で先輩に後は大丈夫ですとは言ったが心配だからと家まで結局送ってもらうことになり、優しい先輩とはいえ申し訳ない。アパートにつく前にも周りを見たがやはり誰もおらず、今は自分の部屋のドアの前で先輩と軽く雑談をしていた。

「大丈夫ですいざとなれば警察とかもあるんで」

「そうだね……ふーん結構広いアパートなんだね」

「あれ、先輩に家のこととか話してませんでしたっけ」

「ん?いつも俺ばっか話してるしね君から個人的なこと聞いたことないかも」

「あ、そう言えばそんな気が」

 

あれ

 

「先輩にどこ住んでるとか言ったことないですしね」

 

おかしい

 

「…先輩…」

「なぁに?」

 

「俺、先輩にバイト先教えましたっけ」

 

先輩がバイト終わる時間に行くといってそのまま特に会話もぜず別れた。俺は今日初めてバイトをしていることを話したはずなんだ。

 

「なんで昨日終わった時間知ってるんですか」

 

「……」

 

「はは」

 

「だから言っただろ?君って案外鈍感で抜けてるってさぁ…?」

「ッ!?お前!!」

 

ガンッ 鈍い音が響く閉めようとしたドアには先輩の足が滑り込みそれを阻止し、そのまま恐ろしいほどの力でドアをこじ開けられた。

素早く侵入したソレは瞬時に後ろ手に鍵を閉めたようで逃げ道が一瞬で消えた。目の前のソレは軽く息を吸い込んでからはぁっと吐き出すと同時に恍惚の表情を浮かべた。

 

「っはぁ…君の匂いがする…にしても最高だよホント…家まで案内してくれるなんてね……ずっと知りたかったからさぁ?」

 

目の前の隻眼がさらに歪んだ

 

「ねぇどう犯してほしい?」

らぶみー!

私!高田優衣!花の高校二年生17歳だよっ!今日は一年間片思いしていた憧れの玲先輩についに告白するんだ!

今まで勇気が出せなかったけど!今日こそはがんばっちゃうんだから待ってて!先輩!!

 

「優衣!」

先輩の教室に行く途中声をかけられた。もうっ!急いでるのに誰なの!!

「…池田くんっ!?」

びっくり!声をかけてきたのは同じクラスの池田陸くん!玲先輩と同じくらいイケメンって有名なんだよネ…。私なんかに一体何の用だろう…??

「好きだ!付き合ってくれ!!!!!!!!!!」

「え…ええ~~~~~!?!?!?」

突然の告白にビックリ!まさか陸くんに告白されちゃうなんて…!?

先輩に告白する前だしここでOKだしちゃえばハッピーエンドなんじゃ…

と我ながらブラックな考えが頭をよぎったけど私が好きなのは先輩…でも思わず私ったら「考えさせて…」なんて言っちゃった…。

 

そんな状態で先輩に告白するのも二人に失礼だし私はとりあえず今日は教室に戻って告白はやめることにした。

ため息をつきながら教室に戻ると私の大親友、明菜ちゃんが私に向かって手招きしていた。きっと暗い表情の私を見て相談にのってくれるのかな…?

「明菜ちゃん…実は私ね」

「この泥棒猫がああああああ!!!!!!!!」

突然の罵倒!?!?!?!?!?

明菜ちゃんの顔の怖さに声も出なかった。明菜ちゃん滅茶苦茶こえぇ……

「アタシ見てたのよ!私も陸くんが好きなのに何で告白されてんだよ!!!」

「そうなん!?」

そんなっ!私そんなの初耳だよ~~!

「ごめん!私知らなくて…!でも私が好きなのはっ…」

「言ってないんだから当たり前やろ!!!悟れや!とっとと断ってこいや!!!陸くんはわたさへんで!」

明菜ちゃん何で関西弁なの!?ていうか言ってなかったら知る分けないよね!!!私攻められてる必要あるのかな!!!!!!!!!!!!!!

「これからは親友じゃなく恋のライバルじゃ!!わたさへんからな!」

あまりの迫力に呆然としているうちに明菜ちゃん中指つき立てながら物凄い表情で消えちゃったし…。

 

ていうか誤解されちゃったけどど~しよ~~~~~!親友と突然女の戦いになっちゃうなんてぇ~~~~~~~~~~~!

 

そして私はどうしようか悩んで悩んで…結局答えは見つからなくて放課後になって一人でしょんぼりしながら帰り道を歩いていた。

私が好きなのは先輩だけど…いきなりバトル始まっちゃうと引くに引けないよネ……。それに相手が親友の明菜ちゃんなんて…。私どうすればいいの?

もうすぐ私の家…いつのまにか出ていた涙をふいて顔を上げる。

 

「…!?」

 

私の家の前に見たこともない人が!?しかも超絶イケメン…ッッ!!

男の人は私に気づくと微笑んで近づいてきた。笑うともっとイケメン…ッ

そしてイケメンさんは私の目の前にやってきて、私に手を差し出した。

 

「君は選ばれし戦士となった…さあ魔法少女となって僕と世界を救おう!」

「え…ええ~~~~~~!?」

 

そんな…!?私が選ばれし戦士だなんてっ!!私これからどうなっちゃうのぉ~~~!?!?!?!?

 

 

 

 

続かない

宴の始まり

それはずっと昔のこと

 

山奥に小さな村がありました

 

村の住人はみな頭に角がはえ、そして不思議な力を使い

 

死ぬときには透明でとても綺麗な結晶を1つ残していく

 

しかしそのせいで化け物と呼ばれ逃げてきたもの達ばかり

 

そうした人たちが集まり村ができていたのでした

 

それでも村の人は同じ人を愛し憎むことはけしてありません

 

「いつか人同士…みんな通じ合えたら」

 

そう思い彼らは人の目につかない村でひっそり暮らしてきたのでした

 

 

しかしそんなある日

 

人間達が村を見つけたのです

 

角があり不思議な力を使う村の人を見て恐れました

 

「きっとあれは鬼だ、そのうち人を襲うに違いない」と

 

 

 

そしてついに人間たちは村の人達を襲ったのです

 

村の人を次々に殺していく人間達

 

「私達はけしてなにもしていないのに」

 

「お前たちに私達が何をした」

 

「どうして少し違うだけでこうなるのだろう」

 

 

 

 

透明だったはずの結晶はいつしか黒く汚れ

 

人間を愛したはずの人間はいつしか人間を恨む鬼になってしまいました

 

「分かり合えないならばどちらかがどちらかを殺すしかないのだろうか」

 

人を襲う鬼たちが悪い?

 

引き金を引いたのは人間だというのに

 

 

なんて滑稽なのでしょうね

ラブ&スパナ

運命とは意外と近くに落ちているのかもしれない

 

 

いつもどおり作業している中

ふと正面に座る彼の顔が目に入った。

 

その時気づいてしまった

 

「なー…ミラージュ」

「なに?」

 

作業している手は止めずにやる気のない声が帰ってくる。

顔もあげないしこっちの顔を見る気はないようだ。別にいいけれども…。

 

多分次の言葉でこっち向くだろうし

 

「ねぇ、顔見て思ったんだけどお前童顔だし…よくよく考えれば俺のタイプだわ」

 

 

「…………は?」

 

ゴトンッ

 

手に持ってた機械落とし、顔はこちらを向いているが口を開けて唖然としている。

顔がだいぶ面白いことになっているが、動かないことをいいことに顔を近づけて軽くキスしてみる。

 

そしたら赤くなるものだから

ああ、俺結構とこの人のこと好きだなって思ったわけだ

 

 

 

「口説いていい?」

 

「…は……あ…?」

 

ちなみに次の瞬間スパナで殴られたからここから記憶が無い

恋せよ伊勢海老学園

友達が書いてた小説に便乗して小説書きました。

題名は「恋せよ伊勢海老学園」

安定のギャグBL小説です

主人公がイケメン達に取り合いされます

 

茎ワカメの方で見れますのでそちらから暇つぶしにでもどうぞ

ちなみに茎ワカメはブログのリンクからいけますゆえ